ヴィクトリア出向。
違う企業文化。違う価値観。
何度もつまづいた経験がそこで活きた!
負けず嫌いの齋藤元子は、入社8年目にして、商品開発も出向も経験した。
後輩には「元子さん」と呼ばれ慕われる彼女。
時には、上司、先輩に喝を入れられながらも、
「何度、壁にぶつかっても、絶対にそれを糧にして前に進みます」と言い切る。
その力を、読んでくれるみなさんにも感じてほしい。
齋藤元子
2007年入社
国士舘大学 21世紀アジア学部 卒業
スーパースポーツゼビオ
ドームつくば店
8年目
現店舗で3部門のチーフ
全社に向けて女性の視点で発信を続ける
6年目
ヴィクトリア出向 まったく違う文化に触れる
3年目
女性向けのライセンスブランド商品開発
クリエイティブは甘くなかった
2年目
店舗勤務 売り場づくりのすべてを教わる
2007/04
入社 郡山西ノ内店
学生時代
バスケに明け暮れる キャプテンも務める
「店長を支えないお前のやり方は間違っている」
 入社して1年半後に、東京の葛西店に異動しました。当時、葛西店は、品出し、バックヤードの整理整頓、人材育成など、店舗全体が決められた通りになかなか進まない状況でした。私は郡山西ノ内店での経験を活かして、すぐにでも店舗を変えてやりたい気持ちでいっぱいでした。しかし、異動前に上司から「半年間は人のやっていることに口出ししないで、おとなしくしておくこと。その間に、自分と店舗のスタッフとの信頼関係を築いて、やりたいことをできる準備をしておけ。」と助言を頂いていたので、その言葉をしっかり守っていました。
 しかし、店長との関係性はしだいに悪くなっていきました。本来なら、スタッフの意見を受け入れるだけではだめで、「店長の考えはこうだと思うよ」と私が間に立って伝えていかなければいけなかったのです。次第に、私は「自分が何をするべきか」判断のバランスを失っていました。そんな私の状態を心配してくださったのだと思います。なんと諸橋社長から「たとえその店長のやり方に賛成できなかったとしても、スタッフと一緒になって悪く言ったらお前の負けだ、意見があるなら、まず店長と話をしろ。」「お前はどんなときでも、まずは店長を支える立場なんだから、やり方が間違っている」と諭されました。
 そのとおりでした。それからは、私なりに精いっぱい、店長を支えながら、店舗運営に力を尽くしました。
 葛西店で1年半過ごした後、商品部の開発チームに異動になりました。ここは、ライセンスブランドやプライベートブランドの商品開発を行っているチームで、デザインから在庫管理、プロモーションまで幅広く経験できる部署でした。入社時の目標が「商品部に行く」ということだったので、「早くも夢に近づいた」と思える異動でした。しかし、甘かったですね。バイイングって「商社やメーカーが提案してくれる商品をただ買い付ける仕事」とどこかで簡単に思っていたのですが、実際は、もっと自分が商品を「つくる側」として責任を持って、考えて仕事をしなければいけなかった。それがいかに難しいことか、思い知らされました。
こちらが好きになれば、相手だって好きになってくれる
 「もう一度現場で自分を見つめ直せ」ということだったのだと思います。私はグループ企業に加わったVictoriaの町田東急ツインズ店に、新店のオープニングスタッフとして出向になりました。当時は、まだゼビオとVictoriaが融合されておらず、ルールや考え方などが必ずしも一致していなかったので、つい「ゼビオでは」と言ってしまう私の言葉って、煙たがられた感じでしたね。
 全然違う文化、そして、年上の男性がとても多い会社の中で、「ここはゼビオじゃないぞ」と思われながらも、やっぱり負けたくありませんでした。とはいえ、「相手のいいところを素直に認める、それが大事だな」と心から思えた時期でもありました。Victoriaには、ゼビオにはない素敵なところがたくさんありました。特に接客力。お客様にさっと手を差しのべるあの感じ、そして商品知識に対するこだわりは、スポーツ業界の小売りではどこにも負けないと思いました。
 気がつけば町田店の私が担当する部門は、競合店が多数あるにも関わらず、Victoriaの上位3店舗に入る売上になっていました。「こちらが好きになれば相手だって好きになってくれる。」そんな当たり前のことを改めて感じた日々でした。
「生まれ変わったら?またゼビオで働きたいです!」
 そして今。私はららぽーと豊洲店でウェルネス、シーズン、ランニング、マルチウエアの部門長をしています。今後は、女性のウェルネス分野で全国に通用するリーダーになってきたいと思っています。
 これまでたくさんの壁にぶつかってきましたが、仕事をする上で「女性」ということで何か特別にあきらめたことはありませんし、これからもあきらめるつもりはありません。確かに仕事はハードな面もありますが、私の7年間を見てくださればわかるように、こんなにいろんな経験をさせてくれる会社はないと思います。バイヤーで活躍されている方など、目標になる女性社員もたくさんいます。ゼビオは頑張っている姿を必ず誰かが見てくれている会社です。そして意見があれば、相手が誰であろうと我慢する必要がない会社です。声に出せば、「じゃあそれ、どうしようか」と必ず対応してくれる会社です。